■アーサー王-King Arthur

闇の戦いシリーズは前編通して、アーサー王伝説を背景にして形成されている。聖杯伝説など、力の品の聖杯として活用する他、アーサー王伝説上の主要なキャラクターも登場する。

アーサー・ペンドラゴン。ブリテンの暗黒時代(一般的には7世紀頃と言うが、作中ではもっと古い年代を想定しているようだ)に、統一と平和をもたらしたとされる、伝説の王。ケルトの文化的背景と後世に添加された、多くの伝承が残る。
アーサー王が実在したという歴史的証拠は無いが、太古の神であった者がキリスト教の導入などによって人間に転化されたと見る説が有力。12世紀の聖職者ジェフリ・オヴ・モンマスによって創作された部分も多い。彼はブルターニュかウェールズの出身だったらしく、アーサー王伝説にはウェールズやブルターニュの神話伝承から(おそらく時には史実からも)イメージやキャラクターを下敷きにしたらしい。もともとヨーロッパの民衆が持っていた、救世主信仰も背景にある。
その後中世ロマンスの作家達によって、更に創作が加えられた。一説には、テンプル騎士団の内部で信仰されていたグノーシスの教えが、吟遊詩人たちの手によって宮廷恋愛の物語に乗せて語られ、当時テンプル騎士団を弾圧をしていたフランス国王やカトリックの異端審問の目を欺き、各地に伝播していったという見方もある(まるで古老のネットワークみたいですね)

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